2024/9/7
私のお仕事♪こんなことやってます♪
いつもありがとうございます😊
東近江塩元帥で楽しい仕事と縁結びをしている大辻です
私の勤める東近江塩元帥には現在,高校1年生から40代くらいまでの25名のパート、アルバイトさんが在籍しています。
最近起こった胸が熱くなったスタッフとの出来事をちょっと書いてみます
2年前、高校入りたてでアルバイトをしたいと面接に来たK君。
面接も俯き気味で正直暗い。今回は不採用にしよう思いながら、何故当店を選んだのか聞いてみました。するとパッと顔を上げ私の目をみながらその日1番大きな声で「変わりたいんです僕はどちらかと言うと暗い性格です。でもここで変わりたいと思いました。」と。
びっくりしたのと同時に「彼に私たちが何ができるのかやってみたい。そして変わりたいを信じたい」と強く思い、苦労は承知で採用を決めました。
そんなこんなで採用を決めましたが、自己も認める暗い性格と、明るい接客が売りの私たちのお店では想像以上に声が出せず、馴染めず、その結果お客様からも前代未聞の3度のクレーム、そしていろんなスタッフからも「何で雇ったんですか?」と言われ、店長からも「使用期間まで」ととうとう最終通告が出ました。それでも私は何度も何度も対話を重ねクレームが出たこと、それが何故なのかどうしたらいいのか丁寧に話しました。このままでは使用期間までということも全て伝え、彼の話を出来るだけ聞きました。
スタッフも反発心をちょっと抱えながら、熱心に対応してくれたおかげもあり、やっと思いが通じ、彼の声が出始めました。
それから、かっこいい先輩のように美味しい焼き飯を振りたいと焼き場を覚え、誰よりもお客様のところへ早く駆けつけ、まるで脱皮したように変化を遂げた彼はお店にとってなくてはならない存在となり、スタッフみんなに愛されるキャラとなりました。
しかし、今年の春先、突然出勤出来なくなりました。
最初の頃は連絡が取れていましたがだんだん取れなくなり、留守電に私の近況を連絡したりしていましたが、3ヶ月全くの音信不通となりました。
待っていましたがシフト覧から名前をそっと消しました。
元気にしていたらいいな。
そう思いながら過ごしていた7月の休憩時間に電話が鳴りました。
「Kですけど、今から行っていいですか?」と。
最後に気が向いたら制服を返しにきてねと留守電に入れていたので、制服を返しにきたのかななんて待っていたら、手ぶらでやって来たKくん。
どうしてた?
体はもう大丈夫なの?
なんて聞きながら、今日はどうしたの?と聞くと
「謝りに来ました、このまま連絡をしないままでいいかなと思っていたこともありました。でも2年間これだけお世話になって、それをしてしまったら人として終わってるなと思って謝りに来ました」と。
元気で居てくれたこと、まさかこうして来てくれるとは思っていなかったので本当に感動しました。
そんなこんなで翌日からめでたく復帰。
以前よりも更に楽しそうに働き、以前よりも更に美味しそうにラーメンを食べています。
ちょっと話は逸れますが、何で私が信じて行動を辞めなかったのか。
それは視野を広げいろいろな立ち位置から相手の中にあるものを見る、そこに向けてどんなことが出来るのか、相手にとってどんないいことがあるのか考えて動くという基本があるからです。
何にでもコトマーケティングと繋げると少し怪しく考えがちですが、コトPOPの書き方の決まりがそう作られいるから、何かを真剣に見るときには特にその特性は発揮されます。
と、過ぎてみてそれを実行していたことに気づきます。
本当にいいスタッフと巡り逢えて良かった。
心からそう思えます。
そして、沢山のスタッフが在籍しているので感動エピソードは溢れるくらいあるんです。
幸せなことです。
つづく。